カレイの話

 私の一番好きな魚。それはカレイです。釣ってよし食べてよし。このカレイを釣るために仕掛けを研究し、船舶免許を取り、ボートやトレーラーを購入したようなものです。たかがカレイ。されどカレイ。これはカレイ釣りにはまってしまった人ならわかるはずです。

 カレイは日本で約40種類くらいあるそうで、釣れるカレイの種類の多さでは、北海道が一番ではないでしょうか。私の横浜転勤以前のホームグランドであった北海道石狩新港でも、手のひらサイズがスタンダードですが、マガレイ、クロガシラカレイ、イシガレイ、スナガレイ、ソウハチガレイ、ヌマガレイ(カワガレイ)等は時期により誰でも2桁は簡単に釣ることが出来ます。(北海道では3桁釣って大漁。そうです100匹以上は釣れます。)その他にも道南でマコガレイ、ババガレイ、道東のオヒョウ、マツカワ、最近話題の混血児オショロガレイ、その他カレイ亜目ヒラメ科のヒラメ等数え上げたらきりがありません。

 カレイは釣り味も最高です。よく投げ釣りなどでは向こう合わせで初心者にも簡単とか書いてありますが実は釣れたカレイと、釣ったカレイは全然別物で、餌を踊らせ誘いをかけて釣り上げるボート釣りこそ、まさにカレイと人間の知恵比べです。更には私のホームグラウンドだった石狩新港では大きな船よりもミニボートの方が断然有利で時期によっては小さな手こぎのゴムボートが一番釣れます。

ミニボートが有利な理由

1.アンカーの上げ下ろしが楽で、こまめに釣り場を変更できる。

2.防波堤の際ぎりぎりにつけて、果敢に攻めることが出来る。   

3.なんと言ってもオールで釣り場所の微調整が出来る。       

4.遠浅の海では沖へ出るよりも、投げ釣りで届かない岸辺あたりに大物がいる。

5.実際にはエンジンをかけて走り出し、3分もあれば大物のポイントに到着。

 以上が主な理由ですが、なんと言っても気軽さ手軽さが一番です。大きなボートを持っている人は、目の前に大物のポイントが有っても意地でも沖へ出ていきます(笑)。ただ見習うべきはプロ(遊漁船)の方々で、20人乗りくらいの大きな船でも、釣れない日はお客さんを乗せたまま、岸壁に近いところでゴムボートと一緒になって釣っています。やはり見栄よりもまず釣果で評価されるからでしょう。

 

トオルのカレイ講座(平成15年4月20日釣果112匹の釣行記より)

   
↑これがマガレイ カレイのスタンダード
なかなかスマートでこの時期は子持ちです
あまり大きくならないのが残念ですね
裏側の尻尾に近いところが黄色い
ちょっとおなかが透けてます
味は刺身、煮付け、塩焼き、唐揚全て良し!
   
   
↑これが大好きなカレイの王様?クロガシラ
マコガレイ、シロシタガレイの親戚です
とにかく太っていて厚い・・・おいしそ!(笑)
裏返すとヒレに黒いシマがあります
卵を持っておなかもポッテリ(笑)
刺身は臭みも無く絶品、特に縁側は最高!
   
   
↑イシガレイは背中の上に石のようなコブ
ゴツゴツしていて白い斑点も特徴ですね
背中のうろこが無い感じ・・とにかく硬い(笑)
おなか側は真っ白でマガレイと見分けます
刺身はコリコリした食感がよく美味!
味と言うか臭いにちょっと癖がありますね
   
   
↑ソウハチガレイはヒレがボサボサ(笑)
これも身が薄くて表面はヌルヌルです
体の割に口が大きいのが特徴です
裏はスケスケ(笑)カレイの中でも珍しくて
海底にいるのではなく中層を泳いでいて
サビキで釣ります・・一夜干の焼き物は絶品!
   
   
↑これは背中が砂の粒ようなスナガレイ
口がちょっと上向きなのが特徴です
とにかく薄くて平べったい(笑)
おなかに黄色いラインが両側に入ります
身が薄いので唐揚はおいしいです
刺身はちょっとスポンジーな歯ごたえ
   
   
↑ヒラメと同じ左側に眼があるヌマガレイ
ヒレのはっきりした黒いシマシマが特徴
背中の皮も厚くて硬いです 別名カワガレイ
食べるとちょっと泥臭いかなぁ・・
石狩では冬場はおいしいと対象魚です
夏は結構臭いがきつくなりますね

 

 

ちょっとだけアイナメの話

 アイナメのことを北海道ではアブラコと呼んでいます。アブラコの仲間もアイナメ、ウサギアイナメ、スジアイナメ(ハゴトコ)、クジメや同じ仲間のホッケ等があります。
 北海道では40cmでスタンダードサイズ、50cmで大物、60cmを越えると釣り大会優勝ものです。昔はカレイ釣りの外道くらいに思われておりましたが、実はこれ、刺身が最高なんです。夏の間は虫が付きやすく危険なのでおすすめしませんが、北海道では11月から5月くらいまでの寒い時期に釣れたものの刺身は最高です。これはヒラメよりもおいしいかもしれません。ただしウサギアイナメや、ハゴトコ、クジメはダメです。あくまでもアイナメで無くてはいけません。
 釣ってすぐにえらと尾に切り込みを入れ必ず血抜きをして下さい。その後に板氷を袋ごと入れたクーラーボックス(氷をそのまま入れると融けた時に海水の塩分が薄くなってしまいます。)に海水を入れしめて下さい。自宅に帰ってからあのおいしい刺身が必ず味わえます。口に含むと甘くて、ちょっとコリコリしたあと、とけて胃袋の中に入っていきます。
 このアイナメは根魚なのでポイントは防波堤のすぐ真下です。横浜に住む前の北海道時代には石狩にエネルギー埠頭というのが有って人の立ち入り出来ない防波堤部分がかなり多く存在します。ここがミニボートでのポイントとなります。ミニボートは最高です(笑)